運命の欠片

出会った時にはすでに遅かったのかもしれない。それでも運命の人と恋してしまうお話です この恋の結末はどうなっていくんだろうか・・・

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8話 「出会いとはじまり」

翌日、俺は中番(お昼から出勤)なので、午前中ギリギリまで
眠っていた。

昨日の出来事から一晩、特に考えふける訳でもなかった
衝撃があったのは事実で、複雑な気分だった。
けど、俺の心はすでに、友達として振舞えたのかもしれない・・・
簡単とは失礼だけど、、そうやって即答して断ったのも
割り切れてた証拠である。



「そうだ、お土産もっていかないとなぁ」
会社にはとりあえずお菓子を買っていたので、それを持って
俺は寮を出た。

「おはようございますー」
眠そうな声で挨拶しながら職場についた
ふと見ると、見知らぬ人が制服を着て立っていた。

「あ、おはようございます。こちら今日から一緒に働く
高田えみさんね 仲良くしてあげてね」

みつちゃんの紹介で俺たちは初めて顔をあわせたのである。

「よろしくお願いします」

「あぁ・・ど、どうも、こちらこそ」
情けない返事で、俺たちは初めて声を掛け合った。

人見知りな俺はすぐさまお土産の話にもっていき、
照れをしのいだ

「これ昨日行ってきたからお土産ね」

「わ~~ディズニーランドいったんですか~~いいなぁ
ありがとうございます♪」

みつちゃんはディズニーランドがすごい好きらしくお土産に飛びついた
一方えみちゃんは、初めての出勤で緊張しているらしく
終始戸惑ってるだけだった。

仕事が一段落して、俺たちはお土産をお茶菓子に
休憩をすることになった。

「あぁ俺もここへきて、まだ三ヶ月ぐらいだよ
まだまだ新人さ~よろしくね」

「え?そうなんですか。はぃよろしくお願いします」

「私もディズニーランドすごい好きなんですよプーさんとか大好き♪」

「へぇ~女の子はみんな好きだよね。でも、俺も好きだよ
ディガーの歌とか歌えるよ♪俺様はティガー世界一のトラ~♪」

「え!すごいですね~!!歌える人ってそういませんよ(笑)」

たしかにいないかもしれない、だが俺の元彼女もプーさんが
好きで、しかも付き合い始めは月1ペースで行ってたのである
覚えてしまったというのが正解かな。

そこへみつちゃんが休憩室に戻ってきた。
「ところで、コータ(俺の名前)さん、誰といったの?」

ギクゥ・・・・。

「い、いいじゃない誰と行ったって・・・」アセアセ^^;

「え~気になる誰と行ったの~?」

しつこく聞いてくるみつちゃんの攻撃をかわしながら
えみちゃんを見るとお土産のお菓子をポリポリかじりながら
ニコニコして俺を見ていた。




あの時の君の笑顔は忘れないよ・・・
だって、初めて見た君の笑顔なんだから・・・





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7話 「相手の勇気」

「あのね・・・。」

思いもよらない言葉を、元彼女は言い出した。

「やっぱり私、やりなおしたい」

「え・・・・?」

「あなたが居なくなってから、存在の大きさに気づいたの
もし、やり直せるならやり直したい。」


突然の事で俺はびっくりした。何ヶ月も前に、俺はこの人に振られたのである
結婚できないと・・・。


三ヶ月の間、心の整理をして立ち直り、振り替えるのはよそうと
心に言い聞かせてた。

彼女が別れ話をするのは、相当悩んで決断した答えだと思った。
何も言わず、俺が悪かったんだ去ってあげなきゃ!
そうやって承諾したはずだった。それがいま覆ってる。



彼女の意思で別れ、彼女の意思でもとのさやに?
俺は、この時プライドが許さなかった。











「無理だよ・・・・」


「お前にはもぉ戻れない、好きな人が居るわけじゃないけど
ごめんな・・・・。」

かすれる様に出した言葉、ディズニーランドで育んだ愛
それが今、この場所で完全に幕を下ろした。

「・・・そっかぁ~わかった。ごめんね変なこと言って
やっぱ無理だよね、そんな我儘通じないよね・・・。」

そのあと、なんとなくぎこちなかったものの
最後のデート?となったディズニーランドをあとにし、帰路に着いた。

後悔もしてなかった。6年間無駄だったとも、思わない。
だけど、俺はその夜泣いた。
なんでかはわからない・・・・・。

意地とかプライドみたいのが、張り詰めててガラスのように
割れたのかもしれない。
決着のついた恋愛は、色褪せた絵のように心に刻まれた。




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6話 「約束の日」

約束の日がやってきた。
俺は待ち合わせ場所に車で向かっている

昔から、お互い平日休みが取れる仕事を選んでるので
行く時はいつも平日だ。土日に比べ空いてることもあり
もっぱら平日行くのが定番なのである。

待ち合わせ場所につくと、コーヒーを買いタバコをふかし
現れるのを待つ・・・・・。すると、元彼女はやってきた

「おまたせ~」

「おぅ、ひさしぶり 元気だったか?」

「うん。」

はたから見れば、どこにでもいるカップルに見えるだろう
世の中色々な事情を抱え、こんなデートの待ち合わせしてる
カップルに見えても、違うんだなぁと痛感させられた。

完全に別れてから三ヶ月、時折見せる笑顔に安堵しながらも
お互いの傷の深さなど、わかりゃしない。
上手くいってれば、別れるわけないのだ・・・・。
俺はすでに、元彼女との間に見えない壁ができてるんだなぁと思った。

ディズニーランドにつけば、そりゃ気持ちも高ぶる。

「わ~~たのしみぃ」

俺たちはいつも、先にお土産を買ってしまうって方法と取っている。
いくら平日とはいえ、やっぱり人は多い。午前中ならショップは
ガラガラで、空いてるうちに買ってしまい(お土産はロッカーに!)
夜はまったりしようってのが、いつものやり方。

それからは、食事したり乗り物乗ったり、うちらが別れた
恋人同士なんて忘れるほど楽しんだ。さすが夢と魔法の王国(笑)

時間は、あっというまに過ぎる
夜になると、すべてのショップでは人だかり
しかし午前中にお土産を買ってある俺たちは、
悠々とベンチに座りまったりできたのである


「夜景綺麗だねぇ~」

「あぁ綺麗だね」

ここでラブラブなカップルは手繋いだり、抱き寄せたり
するのだろうが、俺たちにはもぅ、それはなかった。
な~んとなく沈黙の時間がすぎていく・・・。

「ねぇ・・・・あのね」

しばらくの沈黙のあと、元彼女は重い口を開いた・・・・。




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5話 「約束は果たすべき?」

俺がいつものように仕事を終えて寮にもどると
ある人からの着信が残ってた。そう・・・元彼女からだ。

戸惑いながらも俺は、掛けなれた番号に電話をしてみた。

プルルルル 

プルルル

ガチャ「あ、俺だけどどうした?」

「ん~元気かな?って思って電話したんだぁ」
懐かしい声だった。

それから俺は今の仕事はこんなだよ、とか現状について
話した。もちろん今も彼女がいない事も。

元彼女はディズニーランドがすごく好きで、
付き合い初めは月①で行ってほどだった。



実は別れる三ヶ月ぐらい前にも、最近TDL行ってないなぁ行きたいなぁ~俺も嫌いじゃないし行こう行こうって約束してたのを思い出し
元彼女にそれとなく言ってみた・・・・

「なぁ別れる前にTDL行こうって約束したじゃん、こんな状況だけど
お前がいいなら行かないか?」

「・・・いいよ行こっか!」

その返事にすこしびっくりした。償い?約束を果たしたかった?
別れた今となっちゃ、どうでもいい約束だけど、元彼女は承諾したのであった。

お互い寂しかったのかもしれない・・・。けど、約束したままってのも
なんか嫌だったし、戸惑いながらも俺は、元彼女とTDLに
行くことにしたのである。





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4話 「雷?」

その日は突然やってきた。

「おい!例の入社する子、今フロント来てるって」

「え?そうなんですか。」

「見にいこうぜ」

そんなやりとりを調理場の人と交わし、この人もしょうがないなぁ
って感じでフロントが見える物影からこっそり拝見することとなった

顔はみえないが、支配人とやり取りしてるのが見えた。
俺はその時、雷が落ちたようなわからないショックを受けたのを
覚えてる。なにか心に刺さるものがあったような、言葉では
言い表せない不思議な感じだったのである。

調理場の人は「かわいいんじゃねーか?」など言っていたが
遠くから見てるだけで、事の真意はわからない

そこで俺は、見るのをやめて仕事に戻った。
夜同僚から、入社する子来たんだって??など聞かれたが

「ん~~普通の子じゃない?顔見てないしわかんないよ」

あまり興味の無い返答を、俺はしていた。
雷がどうのこうのなんて、言えるはずも無く(笑)
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3話「新たな仲間」

ある日いつものように仕事をしていると、みつちゃんと
調理場の人がザワザワ話しているのが気になった。

俺は「どうしたのなんかあったの?」と聞くと

「え~~女の子が入るかもって話しですよ~」

どうやら中途採用で一人女性を入れるって噂があるらしい
ここは、噂が出た時点でほぼ確定(笑)

「チャンスじゃないですか~」と、からかわれたり
調理場も女性との出会いがないから、どんな子だろう?
かわいいのかな?などなど、話は盛り上がってる

俺が入るときも、そんな話してたのかな?怖いなぁ・・・。
あとで、その話をしたら男の入社はそれほど話題にならないだって(笑)

レストランの男性陣でフリーなのは俺だけ。
自分も、もしかしていい出会いだったりするのかなぁ?
期待しつつも冷静に噂には対応していた。

この時まだ俺は、入社してくる子が運命の人だとは
思ってもいなかったわけで・・・・。
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2話 「新生活」

あれから、二ヶ月ぐらいが経とうとしていた。
この生活にも慣れ、職場の人とも打ち解けて、不自由なく
新生活を送っていた・・・。

休憩時間や同僚と食事する時も、彼女の事結婚の事の話題が多く
こんな田舎の旅館じゃほかに話題がないのかよ!と言いたくなるほど
人のプライバシーにみんな興味津々である。

俺の過去も、根掘り葉掘り聞かれたのは言うまでもない(笑)

都会を捨て大自然に癒される・・・俺の心は新たな恋愛に向けて
動いてるけど、この環境だしまぁ焦る事もないだろう。
そんなこんなで、俺の新生活は走り出したのである。
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1話 「失意の自分」

俺は失意のどん底にいた・・・・。
そう、6年もの同棲生活に終止符を打った俺は、やみくもに職を探し
とある旅館のレストラン従業員として寮生活するべく、引越しの最中だったのである。

「ふぅ・・・これでとりあえず生活はできるな」

友人にこの旅館を紹介され、流れるままに採用され、6年間付き合った
彼女と別れポッカリ穴が開いたまま仕事を始めることになった。

旅館の朝は早い・・・。お客に朝食を提供するのだから、朝早いのは当たり前なんだけど、
朝が苦手な俺はかなりしんどかった。

仕事の仲間構成はこうだった
取り仕切る主任水木さん
頼れる佐々木君
若くて面白い本田君
同期でちょっとまぬけの安田さん
世間知らずのみつちゃん
おばちゃんパートの馬場さん
そして俺・・・・。

この環境じゃ新しい出会いもなく、失恋の痛手もあり
諦め状態で俺はしばらくここでお世話になることとなった。


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