運命の欠片

出会った時にはすでに遅かったのかもしれない。それでも運命の人と恋してしまうお話です この恋の結末はどうなっていくんだろうか・・・

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93話 「気分屋」

それから・・・・どことなく俺たち2人は、
距離を置いていた。




職場での挨拶は、普通に笑って

「おはよー」





なんて言うけど、ちょっかいだしたり
それ以上のコミュニケーションはなくなっていた。






俺は、いてもたっても、いられなくなり・・・
夜ちょっと話をしたいって持ちかけた。






「今日少し話せないか?」









「んー・・・・無理だよ」









あっさり断るんだな・・・



「頼むよ。重要な話なんだよ」




えみは、あからさまに嫌な顔付をしていた。

こんなにも変わるもんなのか・・・


この対応はホントにショックで・・・
ご機嫌伺いじゃないけど、ものすごい神経を使った。




「じゃあ5分だけならいいよ。すぐ帰るからね。」






「うん・・・」











仕事が終わってから、えみといつもの場所で待ち合わせた。


俺は態度が急変したのと、いきなりそんな態度じゃ
辛いって事も伝えた。

メールも、元気もらったり励まされたりして
もらえれば嬉しいって事も伝えたんだ。



メールで、元気もらえるってのはこっちの単なる都合なんだろうか。





えみはこう言い放つ。

今は、誤解される事したくないし、

答えはちゃんと出すよ・・・
今は・・・何するにも、そういう気分じゃないって事を言われた。
そういう気分になったのは、俺の責任ではないって

ホントかどうかも分からない。フォローなのか?







気分が落ち込むと、もうなんでもいい・・・みたいな
そんな気持ちになってしまうらしい。



自分の事でいっぱいいっぱいだと、周りの事はあまり
気にしていられない・・・だから


「メールとか出来ない。気分じゃないの。ごめんなさい・・・」







そうポツリと言われたんだ。



「・・・・」




あんまり納得出来なかった。

身勝手なのはどっちだ?えみか?俺か・・・?


「ご飯作らなきゃいけないから、もう行くね。」







「あ、うん・・・」






バイバイするのが、寂しいなんて素振りはなく、
俺が降りるなり、たぶん手を振っていただろう?ぐらいの
認識しかできないほど、あっという間に
車は消えていった・・・








「ほんとに、えみなのかよ・・・」







気分ってのは、わかるけど、こうも変わってしまうのか・・・
俺はどんなに落ち込んだり、凹んだりしても

対応これだけ変えるのは相手に失礼って思っちゃうから
同じにしてるけど・・・

俺は無理してるってことなのかな?












職場で辛い事や大変な時に、自分の気分とか関係なしに

出来るだけ支えてきたけど・・・それは、好きな人には無理してでも・・・

って想いがあったからで。










今のえみの対応と、今までの楽しかった出来事、
終わってしまうんじゃないか?

そんな想いが頭の中をグルグル駆け巡って・・・







その場で・・・・

視点があわないぐらいボーーっとしてしまった。









終わりなら、えみの近くにいるだけで辛いよ。







俺の中で、ある気持ちが芽生えていた。















会社辞めてしまおうかな。




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92話 「依存と孤独」




この頃の自分の心境がこの曲にピッタリでした。
ミスチルのCANDY好きですね~
ほろ苦いキャンディと甘酸っぱいキャンディか・・・





えみとバイバイしてから、俺は寮に戻った。

さすがに気持ちが、もうどうでもいいって感じになってて
ためらいもなくドアを開けた。




麻美さんは、台所で洗い物をしていて、目を合わせるなり
おかえり~♪っと何事もなかったように言ってきた。




「トモ君は?」 って俺が聞くと



「あぁ・・・もう寝ちゃってるのよ・・・疲れてんじゃない?」







「そうなんだ・・・あぁ!洗い物ごめんね・・・」






「ううん、いいのよ。こんなのへっちゃらだから♪」




俺は部屋に戻り、高いびきで寝てるトモ君を横目に
元いた場所に座り込んだ。



残っていた酒をチビチビ飲んで、タバコに火を点け、
大きく煙を吐いた。








簡単な片付けが終わって、しばらく話したあと麻美さんは帰った。

トモ君はそのまま寝込んでしまい、朝まで寝て
申し訳なさそうに帰った。



古い友人だからそんな事気にしてないけど(笑)






鍋パーティはそこそこ楽しかったけど、もう二度と開かれないだろう
そんな気がした(苦笑)









それから一週間ぐらい過ぎた頃・・・・









俺とえみの間に変化が出来始めていた。









そう・・・・メールの回数が極端に減った。


今までは毎日って、言ってもいいぐらい
メールのやり取りをしていた。
付き合ってるんじゃないか?ってぐらいの文章で

メールの一言に励まされたり、元気を貰ったりもしたんだ。
なにより、ホッと出来たんだ。




それが途端にパッタリだと・・・妙に気になって仕方がない。
えみからのメールに依存してたんだなぁって思う。






俺も素直になれなくて、メールが来ないと、
自分から出すばっかりはイヤだ!!

みたいな意地も出ちゃって。





なんでくれないんだろ?とか考えてばっかり・・・・

仕事が終わって 


「お疲れ様~~(ハートマーク)」

そんなメールが来て当たり前だったんだ。

それが、パッタリとなくなった。







男がメールに依存なんてみっともないって思うかもしれない。
けど、今までのメールが充実してたから途端になくなると

胸が苦しい。













俺がカラオケ担当の時も、ちょっと顔だしてくれてたのが

「今日は寄ってくの?」って聞いても



あいまいな返事をして結局来なかったり・・・






まだきっぱり言えず、遠回しに離れて行こうとしてるのかな?

えみの気持ちはあの日を境に、変わってしまったんだ。






旦那と別れるって出来ないから、今一度、大切な人を
再認識したのかな・・・


これ以上、コータとそういう仲はやっぱり良くないって?





答えをだしてくれって言ったはずなのに

えみが離れていくって事実を受け入れられず・・・・





心の中がずっとモヤモヤしっぱなしだ・・・

苦しいような、バクバクしてるような・・・嫌な心理状態・・・












家に帰ってもなんとなく落ち着かなかった・・・

とにかく、えみとメールのやり取りが欲しい。

俺は、意地なんて捨てて夜遅いけど、メールした。


内容は女々しい事ばっかりで、


「最近メールないし、カラオケも
寄ってくれないし・・・距離置いてるの??」








とにかく、えみからの何らかの返事というか
なんでもいいから返事が欲しいって思いだった。














だが・・・・















その晩に、携帯が鳴ることはなかった。









今さらになって分かったんだ・・・、不倫関係で
本気に好きになってしまうとこんなにも辛いんだって事。





この日の俺は・・・




大海原に、ちっこいボートで
一人ぼっち・・・。







真っ暗で、方向もわからず、
どうしようもないくらいの












孤独感に覆われていたんだ。





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91話 「決めるね」

「待って!!」







えみは俺の腕をグィっと掴んで引き戻した。








「あたし、コータの事ちゃんと考える・・・
考えて決める・・・これ以上はコータも苦しいもんね。

今まで、流されるままで優柔不断だったけど、
ちゃんと決める。」









怖かった・・・・









えみの発言は、NO=別れだから。

旦那と比べちゃ、情もあるし、結婚してるって事実もある。

状況は不利だし、別れが近くなったのかな?
そんな予感もした。






「決めるってどのくらいでわかるの?」







「え!?すぐには分からないけど・・・少しだけ待って・・・」








白黒はっきりしたいタイプの俺は、こういう返事が一番
うやむやで嫌なんだけど。





えみが決めるっていうなら待つしかない。

答えを求めてしまったのは俺だ・・・


「分かった。えみが答え出すまで待ってるよ。
せめて今年中には出して欲しい。」










「うん・・・わかった」







「じゃあ俺、いくよ・・・ごめんね。気をつけて帰りなよ
あんま飛ばしちゃだめだぞ。」











車から降りて、見送った。

お互い手を振ってバイバイする。












そういえば、キスとかしなくなったな・・・


フッと気付いた事に、距離が出来てるって実感させられる。


終わりが近づくってのはこんなもんなんだろう。







勝手に、別れを決めつけ、出会った頃からの
えみとの想い出が、走馬灯のように蘇る。







えみの、笑顔や仕草、あと・・・泣き顔も・・・
そして、えみの事が好きだったって事も・・・・









全部想い出になっちゃうのかな・・・










辛いけど、決断には従うつもりだ。







えみに振られてもいいように、気持ちの整理を
始めている自分がいた、




そして、その時のショックを和らげるために
何度も、もう終わるって言い聞かせていた。








弱気の虫は、俺の心を食い潰し、
奇跡の逆転なんて考え付かないぐらい蝕んでいた。







理由はないけど、なんとなくわかるんだよ・・・
俺の事選ぶなんて、ないって事が・・・





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90話 「気付いて」









「あのさ・・・今あの2人を軽蔑って言ったけど、お前も
変わらないよ・・・同じ事してんだよ。

今、えみがあの2人を軽蔑したように、誰かから俺達も
軽蔑されてるんだよ。


いい加減、恋愛ごっこはごめんだよ・・・

俺は、お前と一緒になりたいって思ってるんだ。

今の人と別れる気がないなら・・・・・いくらお互い好きでも
俺もう・・・諦めるよ。」







えみは、追い込まれると無口になる。
何も言えなくなるんだ・・・。





案の定えみは、黙りこくっていた。

しばらくすると、鼻をすする音がしてきて・・・・







こんな事言う為に呼んだんじゃないのに・・・
楽しく笑い合って過ごしたかったのに。







少し申し訳ない気もしたけど、俺達の関係をやっぱ・・・
気付いて欲しかった。



割り切った関係なら、こんな言い合いはしないと思う。



必要な人だと思ったから、こんな関係じゃいやだと思ったから・・・
強く出ちゃったんだ。








ずっと黙っているえみに俺はさらに続けたんだ。





「なぁ・・・そうやって気まずくなると、すぐ黙るのやめてよ。
何か言ってくれよ。

黙ってちゃわかんないだろ。」







今にも泣き崩れそうなえみは、必死に声を出して話し始めた。







「・・・・ってるよ・・・そんなの分かってるよ。

あたしだって誰だっていい訳じゃなくて、コータだから・・・
コータだから揺らいじゃったんだよ。


ホントにコータとの生活も考えた事もあった。
答え出せずに中途半端でココまで来ちゃったのはごめんなさい。


自分でずるいなぁって何度も思ったけど、コータと
仲良しになれないのはすごく嫌で・・・うぅ・・・ぐずっ・・・」






1つのキーワードから始まってしまった言い合い。

何年でも待つって、そう思った時もあった。
タイミングが大事で今はまだその時期じゃないって思ったりもした。





「えみが、もしかして離婚するまで・・・ずっと待っていたいけど、
今離婚できないなら、この先もずっとしないと思う。


えみには、ずっと見守ってくれてる人が、もういるじゃんか・・・


もう、その人だけを見ていったほうがいいよ。」













辛いけど、これでいいんだ・・・もうこれで・・・








「俺そろそろ行くよ・・・勝手に呼んで、勝手に帰るって
ほんとにごめん・・・。」















ドアをガチャって開けたとき、えみは腕を掴んできた。
















「待って!!!」




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89話 「心の余裕」



「ねぇ・・・どういう事?」









「ん。。。ちょっと前にね、飲もうよって話になったんだよ
んで、都合のいい俺の部屋が場所になったわけで。

別に普通に鍋して、飲んでるだけだよ・・・俺はね。」






えみは、あまり納得してない顔をしている。
麻美さんが俺の部屋にいるってのが気に入らないらしい・・・



それと・・・




2人で食材の買い物に行ったってのは口が裂けても言えない


泣いて怒るのが目に見えてるから・・・





いつもなら、逢いたいって思うのに、今日ばかりは
電話だけにしておくんだったかな?と、

軽く後悔もしていた。


でも、声聞いちゃえば逢いたくなっちゃうし、
偶然にも逢えるチャンスだったから・・・










「ふ~~ん!!!3人で飲んでるんだ?
じゃあ帰る?あたしが居たら邪魔でしょ?」





えみは軽く声のトーンが上がっており、少しイライラしてるのが
わかった。





「そんな事ないよ!俺はえみと逢いたかったし
こうして来てくれた事すごく嬉しいよ!!

邪魔だなんて思ってない。」





「ねぇ・・・なんで今、コータの部屋は入れないの?
どういう事?」







やっぱりマスぃかな?と思いすかさず俺は嘘をついた。



「あ・・・・それは・・・・ん~2人で相談したい事があるって
いうから俺はちょっと外行くよって出たんだよ。」









「うそだ~~!うそだ~~~!!!コータ嘘ついてる
あたしには、わかるもん」




俺の服を掴んでグイグイ引っ張って・・・
えみは絡んでくる。









もう・・・降参だ。






「あ~~!!もう分かったよぉ。」








少しヤケになって興奮したのか口調が少し荒っぽくなっていた・・・



えみはそれをものすごい嫌がり・・・

寂しい顔で俺に訴えてきたんだ。






「コータがなんでそんな怒るの?あたしはホントの事
言って欲しいだけなのに・・・」








「あ・・・ぁ・・・ご、ごめん。悪かったよ。えみから電話あった時に
3人で飲んでて、やっぱり会話とか聞かれたくないだろ?

だから外で電話するって部屋出たんだ。

あの2人は、えみから電話ってもちろん知らないけどね

それで・・・寒くてカイロ取りに戻ったらさ・・・・

麻美さんが・・・・





やってんじゃねーの?って声だしてんだよ

それでもうドア開けられなくて・・・。











「え・・・・ホントなの?」










「あぁホントだよ。たぶん今頃、やってるんじゃないか?
憶測だけどね・・・。」













「ねぇ~~急にそうなったの?前から、なんか雰囲気
おかしくなってない?コータは何もしてないよね?」








「急にだよ・・・俺が部屋出たのがきっかけじゃない?
トモ君も、奥さんとはもうあまりやってないだろうし

何かが溜まってたんじゃない?仕事のストレスもあるだろうし。」










そう・・・トモ君も結婚してるんだ。

だから今俺の部屋で起きてる事は、浮気だの不倫だの・・・

またこんなキーワードがまとわりつくんだ。











「コータは何もしてない?」








「してないってば!!いい加減信じてよ!!」






ちょっとしつこいなって、思ってしまったのかもしれない
けど、逆の立場で、好きな相手がこんな状況なら心配するのが
当たり前だろう・・・・。


俺は、お酒が入ってるせいもあった

心の余裕がないって事もあった。


気持ちを少し取り乱してしまったんだ。






いつも温かい気持ちでえみを迎えてあげたかった。





「わかった。コータ信じるよ・・・あの2人は最低だね。

あたしはあの2人軽蔑する。そんな事してるなんて
信じらんないね。」





ほんとそうだよ~!・・・・って言えば良かった。

えみに同意して、あの2人を最低だ!!って罵ってれば良かった。








たしかに、麻美さんとトモ君は一夜限りの浮気なのかもしれない

えみは・・・コータとあたしはそんなんじゃない!って
思ってたのかな。

自分達は違うって正当化してるえみに、俺はなんとなく
苛立ってしまったんだ。





えみと一緒になりたいって思ってるから
今の状況をよく知って、答えを出して欲しいって思ったんだ。















「あのさ・・・えみ」



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88話 「暴露」









「もしもし?」




「あ~~やっと出たぁ!!」







「なぁ・・・今から会えないかな?」












「え?うん・・・いいけど」










いつもと違う空気を、えみは感じたのか
声のトーンを合わせてくれたかのように

えみはポツリと呟いて返事をした。








好きな人って第一声でどんな調子か元気なのか、とか
すぐに分かるっていうかそれだけ意識してる存在なんだよね。






「えっとね・・・たぶん20分ぐらいでいけると思う。」





「わかった。じゃあ後でね。」



えみと電話を切ってから、タバコを取り出す。ジッポーライタの
「チンっ」って音が、静寂した夜空に響き渡る



火をつけて一息つく

俺は夜空に向って白い息を吐く・・・・

空に向って吐いた煙は鋭くうねりながら、
暗闇に飲み込まれるように消えていった。




その先に輝いてる星は何万光年も前の光を湛えていて
星に比べれば、人間の寿命なんてほんの一瞬に過ぎない・・・




こんな事思うなんて、



「・・・・俺、結構、今・・・寂しいんだな。」





心の中で呟いていた。






1人でいると、余計な事や、いつもなら気にしない事
とか考えてしまうよ。







しばらくして、俺は自販機に向った。

ポケットにあった500円玉で、コーヒーを2本買った。

尾崎豊の歌ってた100円玉で買える温もりって(古っ)
これだよなぁ・・・って1人で納得していた。





そろそろ20分かな?って頃に、明らかに飛ばしてるだろうって
思うエンジン音が聞こえてきた。






その車は眩しいヘッドライトをパッシングさせて
俺の前で止まった。




助手席のドアを開けて車に乗り込んだ。







フっと、えみを見るとニッコリ微笑んでくれて・・・
なんだかちょっとホッとしてしまう。






「お疲れ様!はぃコーヒー」







さっき買ったコーヒーを俺はえみのジュースホルダーに
ポンっと置いてあげた。



「あっ!いつもありがとう。。。」






えみは・・・またニッコリ微笑んで、俺の右手をギュっと
握ってくれた。



「ねぇ・・・コータお酒飲んでる?」






「ん?あぁ、ちょっとね」





「1人で飲むなんてめずらしくない?なんかあったの?」




「う・・・・まぁそんな時もあるさ。とりあえずここじゃ
ちょっと目立つから、いつもの駐車場に行こうよ。」






えみは、すぐさまギアーをDに入れて発進させた。

駐車場に車を止めても、いつもの楽しい雰囲気にはなれなくて、
カーオーディオから流れる曲をボーっと聴いて黙っていた。


えみもそれに合わせてくれてるかのように黙っていた。










その沈黙の間、俺はもぉ隠す必要もないだろうって
思い始めて、口を開いた。





「あ、あのさ別に嘘つこうと思ったわけじゃないんだ
ごめん、俺1人で飲んでないんだ。」










「え?誰と飲んでたの?」













「麻美さんと、トモ君と3人でね。まだ俺の部屋にいるよ
たぶん・・・今、部屋は入れないかな」








苦笑いした俺を・・・・・














えみは・・・・













真剣な顔で見詰ていた。







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87話 「寒い夜」

しばらくの祈りも虚しく俺の携帯が鳴り響いた





「プルルルル!!」









たまたま出れなかったことにしよう・・・



「ねぇ?電話なってるよ!!」









麻美さんが、すかさず突っ込んできた。







「あ!いいんだよ、この電話はね・・・・」








「えーーそんなんでいいのぉ?」




麻美さんは、出たほうがいいよぉって、顔してる。







しばらくして、電話は切れた。








今度会った時に、ごめんって謝っておけばいいだろ・・・
えみには申し訳ないけどね。












その後しばらくして・・・メールを知らせる音楽が鳴り響いた。
えみからの文句のメールだろう。



見なくてもわかったけど、一応開いて見てみた。






「コーター!!!!!!なんで出ないのー!!!!!!出てくれなきゃイジケルからね!!!
また掛けるから今度は出てよ!!!!!!」







なんちゅうビックリマークの多さだろ。
次でなかったら、えみのやつ相当怒るだろうな。








ん~~それはマズいから・・・
仕方ない外にでるか。






「ごめん、ちょっと外でて電話してくるよ」







「え?別にここで話してもいいのに?誰から(ニヤリ)
気にしなくていいよぉー」






麻美さんは、少しからかい半分で言ってるな。
そういうわけにはいかないだろ・・・





「いや・・・いいよぉ。なんとなく恥ずかしいし」





そういって俺は少し厚着をして、外に出た
酒が入ってるとはいえ、朝晩急激に冷えるこの季節

体を丸め外の階段の下のほうで俺は待機していた。









俺のテンションはなんとなく下がってる。





仕方がないと言えばそうだけど、いつも不利な展開っていうか・・・・
いつの間にかネガティブ思考になってしまった自分を悔やむ。






タバコを吸いながら夜空の星を眺めていると
ブルっと体が身震いした。















外に出て7~8分経った頃である

「あ~寒い・・・」





そうだ!!部屋にホッカイロがあったはずだ!!


取って来よう。いい加減寒いよ・・・




階段を上ってドアノブに手をかけようとしたとき
俺の手がビクっと止まった。






開けてはいけないような衝動に駆られた。




ドアに耳をあててみた。






え!?


それは・・・・







麻美さんの感じてる声というか、あえぎ声というか・・・

怪しい声が聞こえたのだ。





マジかよ・・・




俺がいなくなったとたんコレかよ。
トモ君も溜まってるっぽかったし・・・・



え~~~俺の部屋でやっちゃうのかよ?













もう・・・どうでもいいや。




俺はゆっくり、そしてしずかに階段を降りて
トボトボと歩き出した。









部屋開けたとたん、おっ始めて、行き場所がなくなったような虚しさ
孤独感のようなものが俺を襲ったんだ。

なんて説明していいか分からないけど、そんなようなものだった。











えみから電話があったのはそれから

5分後ぐらいの事だった。








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