運命の欠片

出会った時にはすでに遅かったのかもしれない。それでも運命の人と恋してしまうお話です この恋の結末はどうなっていくんだろうか・・・

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

スポンサー広告 |

10話 「仕事」

初めて会った日から三週間ぐらいが過ぎた、この会社にきて
後輩ができ、ただ普通の部下としてみていた。

この仕事はメインの夕食の時はいそがしく、一人に3~4の卓を
任され一品出しをするのである。

出すタイミング、ドリンク、細かい世話など慣れてないと
パニックになるんじゃないかというぐらい忙しい
慣れれば全体を見渡せるが、そうでないと自分の卓だけで
いっぱいいっぱいである(笑)

そんなある日、えみちゃんの卓でワインのオーダーがあった
ワインのオーダーがあれば倉庫から出し、自分で抜栓するのである
種類もおぼえなくちゃいけない、それに周りのお客がワインの抜栓
をジィーっとみることも少なくない。

顔をみると、なんとなく引きつってる。
状況を判断した俺は、すぐにワインを取りに行き、
「俺がやるから他の卓みてて!任せといて」

このワインの抜栓って慣れてないと難しいわけで、コルクが割れたり
カスが入ったり、とにかくスムーズにかっこよく決めるには
気合が必要(笑)

すべてをやりきった俺は、ホットしながらもすぐに自分の卓に
戻り仕事をこなしていった。

この会社、そういう練習はまったくせず、ぶっちゃけ本番で
覚えろみたいな所があり、不器用な安田さんの抜栓を変わりにやったり
暇な日での、先輩の卓のオーダーでやらせてもらったり
俺はそれなりに出来るようにはなっていた。

一段落ついて、えみちゃんが「さっきはありがとう。ほんとに
どうしようかと思っちゃった。」

「あぁ最初は緊張するし、まだ卓もスムーズに出来てないだろ
誰かがフォローしないとね!この会社のやり方だとねぇ(笑)」

「コータさんってやさしいよ。あたしの卓いつもみてくれてるもん」



「あはは、ありがとう 困った時はお互い様だしな
無事終わったし、まぁ良かったじゃないの(笑)」

感謝の気持ちでいっぱいのえみちゃんは、自販機でジュースまで
奢ってくれるという始末。

なんだか申し訳ない感じもしながら、100円いれて
10種類ぐらいある紙パックのジュースの中から

「ん~~俺がいま飲みたいのはこれだ!!」
と、選んだ

「あ~~あたしもこれが飲みたいと思った!一緒だぁ~」

くだらない事でもなんだか盛り上がる・・・・
2人で話していると、笑いが絶えないというか
1ランク↑のテンションで居られる



だけど、俺はまだこの時、ジュースの事なんて単なる偶然としか
思っていなかった。






スポンサーサイト

未分類 | コメント:0 | トラックバック:0 |
<<11話 「文明の利器」 | ホーム | 9話 「事情」>>

コメント

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

| ホーム |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。