運命の欠片

出会った時にはすでに遅かったのかもしれない。それでも運命の人と恋してしまうお話です この恋の結末はどうなっていくんだろうか・・・

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81話 「ごめんね」

俺は急いで車に乗り込んでエンジンを掛けた。


そして、えみが待つ場所へと、車を走らせた。








焦ってたわけじゃないけど・・・・

貴重な時間ってわかっていたから、1分でも・・・

一秒でも・・・そう思ってハンドルを握っていた。








途中のカーブで、タイヤがキュキュキュッって
鳴っている。


それほど飛ばしているんだろうか・・・




ここで、事故でも起こしちゃとんでもない事だよな
運転だけは・・・ちゃんとしないと。






はやる気持ちを抑えた。


真っ暗な道路にボンヤリと光る自動販売機の前で
俺は車を止めた。





あいつの好きなジュースを買ってあげようって・・・


些細な事だけど、あいつ喜んでくれるかな・・・


そう思って、販売機のボタンを押し、品物を取り出して
俺は車に戻った。






だんだんと、待ち合わせ場所が近くなってくる。

このあたりまで来ると、なんとなく緊張する・・・・




1人で運転してるのに・・・・深夜なのに・・・

バックミラーをチラチラみたり、なんとなく
キョロキョロしてしまう。



こんな事に、慣れちゃいけないけど、慣れてしまうとか
クセというか、怖ろしいもんだ。











そして、待ち合わせ場所についた。







深呼吸して、1つ間を置いたような感じで
携帯で電話を掛ける。









プルルルル・・・・プルルルル







「はぁ~い」
















「あ、着いたからね・・・じゃ待ってるね」











「わかったぁ~~」










一言、二言で電話を切って、あとはえみの来るのを待った。













タバコ吸う人だったら、待ち合わせで吸うかもしれないけど、
えみがタバコ嫌いなのと、喘息もあったし・・・

車乗ってからは吸わないでいた。



それで、イライラすることもなかったし、タバコ云々の
問題ではなかった。

















少しの間、目をつぶって、あいつが俺にジュースを
ぶつけた時の事を思い出していた。





帰れ!!って言い放ってしまった時のえみの顔・・・・

ジュースを投げつけた時のえみの顔・・・




こんなえみの顔を心に刻みたくなかった。

そして、これからも・・・・















しばらくして・・・


前方の街灯にフッと人影が現れた。



えみがトコトコ歩いてるのが見えた。







けど、ニコニコしてこっちに向ってるわけではなくて

なんとなくフラフラしながら下を向いたまま歩いていた。





前に会った時はニコニコして向ってたのに・・・・

そういう心境じゃないから仕方ない。







目を合わせないまま、えみは車のドアを開けた。







「乗っていい?」









「う、うん、もちろん。どうぞ」












えみが乗り込んで、ドアをバタンっと閉めた。













「さ、寒くないかな?大丈夫・・・?」









「うん・・・平気」




ぎこちない気遣いがなんともおかしい。











「え、えみ・・・・冷たい態度とったのごめん・・・・
ほんと、ごめんね。


どうしていいか、わからなくて。



最低だよね・・・ごめんね。」








えみは、下を向いて黙っていた。
原因は自分にもあるってわかっていたんだろうか。







お互い無言のまま、静寂な空気が流れた。











「あっ!ほら、ジュース買ってきたんだ。
良かったらどうぞ。」










「うん・・・ありがとう・・・」












頭の中で、何か言おう、何か言おうって考えても

上手く言葉に出来ず、時間だけが流れていた。








何か話さなきゃ・・・・







そう思って・・・・




















「あのね・・・・」


「あのね・・・・」













その瞬間お互い見詰め合って、ニヤけてしまった。




2人して、同じ言葉を同時に言ったのである。




この偶然が、少し険悪なムードを、さらっていったんだ。








「あははは、同時に同じ事いうなんて、
やっぱ俺達は、似てんだな。」








「ほんとだね。かぶっちゃったね(笑)」











えみとは、なんでこんな偶然が多いんだろう。

世界中探したって、こんな人はもぉ見つけられないんだろうな。













「えみ・・・・」







俺はえみの手をとって、引き寄せた。





えみも、スッと寄り添ってくれて・・・・


しばらく2人は抱き合っていた。










えみは俺の胸に、ずっと顔をうずめていたんだけど、

なんだか俺の胸が湿っぽい・・・・





涙を零していたのかな?













こんな近くにいるのに、













温もりを感じていられるのに・・・・














切なかった・・・・






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テーマ:婚外恋愛 - ジャンル:恋愛

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コメント

久々の更新(* uωu)ノ....ぉ⊃ヵゝяё様*:゚・☆
また、毎日楽しみに来ますのでヨロティク(=゚ω゚)ノ
2007-04-27 Fri 11:58 | URL | yuyu [ 編集 ]
更新待ち焦がれていました。
ちょっと心配していたのですが
無事に更新されて安心しました。

私はコータさんと逆の立場なので
(といっても、思いも通じてないし、
年齢も全然違いますけどね)
コータさんの気持ちに、
つい、知りえない相手の気持ちを重ねてしまいます。

これからも更新楽しみにしています。
無理のない程度に頑張ってください。

いつもは携帯から見ているので
ポチっと出来なくてスミマセン。
今日はしておきましたよ。
2007-04-27 Fri 15:16 | URL | ゆう [ 編集 ]
はじめまして
きょう、初めてたどり着いて、半分くらい読ませていただきました。その後の展開を楽しみにしています。

1つだけ勝手なお願いあるのですが、聞いていただけるとうれしいです。実は、行間が空けすぎで読みづらいです。行間をを空けないのも読みづらいのですが、空けすぎると、スクロールしまくりで手が疲れます。

もう少し行間を詰めていただけるとうれしいなあと思います。

では、更新を楽しみにしてます。
2007-04-27 Fri 22:38 | URL | mayumayu [ 編集 ]
スクロールが空けすぎかぁ~~;;
あまり文字詰めこむと、読みずらくて
これが俺のやり方なんですぅ~ごめんね

ちょっと詰めてみます♪
2007-04-27 Fri 22:43 | URL | コータ [ 編集 ]
こういう時って
お互いに何から話し始めていいか‥迷いますよね。。
でも‥やっぱり2人の呼吸は合っていたみたいですね。
こんなに近くにいるのに 切なかった‥ って言葉、
なんだろう‥私も胸が苦しくなりました(ρ_; )
2007-04-28 Sat 02:10 | URL | *mini* [ 編集 ]
更新が止まっていたのでなにかあったのかな…と心配しましたよぉw
これからまた毎日きますね(*・・*)v
(*・_・)σポチ もしときます♪
2007-04-28 Sat 14:44 | URL | 皐月 [ 編集 ]
通りがかりで 1話から全ていっきに読ませて頂きました
なんともいえない複雑な気持ちでいっぱいです

主婦が密会するのには かなりのリスクがあると思われます
だけど“愛する人に逢いたい!!” その気持ちが吹き飛ばしてくれているのでしょうね
旦那さんと生活を共にしている中 自分の行動と気持ちに かなりの後ろめたさが あるにもかかわらずの行動
そんなコータさんを想う気持ちの深さを 大切にしてあげて欲しいと思います

コータさんの不安な気持ちも察します
このまま 待つのか 待てないのか
えみさんの気持ちを十分に理解して 受け止めてあげて下さいね

辛い別れも時が解決してくれます
ただ これほど想える相手に巡り会えるのか・・・
えみさん 素直でかわいらしい方ですね^_^
色々辛い事 悩みは絶えないと思いますが頑張って下さいね^^
2007-04-30 Mon 17:25 | URL | ももひめ [ 編集 ]

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