運命の欠片

出会った時にはすでに遅かったのかもしれない。それでも運命の人と恋してしまうお話です この恋の結末はどうなっていくんだろうか・・・

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

スポンサー広告 |

82話 「チラ見」

俺は、えみを引き寄せてしばらく抱きしめていた。


いつも一緒に居られるわけでもないし、そばに居られる
時間がとても貴重なんだって噛み締めていた。






もしかしたら、離れ離れになってもこの温もりだけは
忘れたくないって・・・・体に刻んでいたのかもしれない。






「うっ!!」




丁度えみの頭が、ジュースがぶつかった胸の辺りにあって
不意にズキっと痛みが走った。







「どうしたの・・・?」





「あ・・・いや、胸がちょっとね」







「ごめんっっあたしがあの時ぶつけて・・・・痛むの・・・?」








「このぐらい大丈夫だよ(笑)それ以上に俺は
えみを傷つけたんだと思うし、へっちゃらだよ」








「ほんとに大丈夫ぅ?」








その時の、えみの上目使いが、無性にかわいくて
理性を抑えていたダムが崩壊してしまったような・・・






「えみ・・・・その上目遣いは反則だよ。何かが我慢できないって」






「何かがって?あ~~コータ、モンモンしてるんでしょ?」



「バ、バカっ!!」




俺は、目をつむって、スゥ~っとえみの顔に
唇を近づけた。




唇に何か触れたっと思ったら唇じゃないような
違和感が・・・




軽く右目を開けてみると、俺の唇に触れていたのは
えみの人差し指だった・・・・



「・・・・・・やられた」





えみは、いつもの笑顔を取り戻し、天使のような笑顔を
俺にみせてくれた。


「あははは、あたしの指でした♪」




こんな冗談されたら、機嫌を損ねてしまう人もいるかもしれないけど
なんだか楽しくて、こんなやり取りも俺達には
お似合いなんだなぁって思ったんだ。






再び唇を近づけていくと、今度はえみも目をつむって
唇を向けてくれた。




触れた瞬間なんだか温かい気持ちに包まれて、

全身が癒されたような感じがした。




こんな気持ちの入り混じって・・・色々な想いの駆け巡るキスは・・・・
生きてきた中で、初めてなんだろうなって・・・・




そして、いたずらっ子の俺の左手が、えみの胸を・・・・

そのまま車の椅子のレバーを引いてシートを倒してしまった。



えみは、やめて!とか抵抗することもなくて・・・・

そのまま受け入れてくれた。





シートを倒して、2人とも横になり、

見つめ合ってると、もう止める事は出来なかった。






知り合ってから一年近くが経とうとしてるけど
二度目の体の関係・・・・

素直に嬉しかった。



でも、えみはどんな気持ちで受け入れてくれたんだろう。






しばらく2人はそのまま寄り添っていた。

寝ちゃったの?っていうぐらい静寂な時間が過ぎていった。






ねぇ~えみ!!

「え?」



「俺達、もうちょっとで、知り合ってから一年ぐらい経つね」





「うん・・・・そうだね!!」




「あの頃の事おぼえてる?」






「覚えてるよ~コータがディズニー行ってお土産
買ってきたでしょ~」





「うんうん。今考えれば、あの時のえみ、すっごく大人しくて
遠慮してたんだなぁって思うよ(笑)」






「そりゃそうだよぉ~初めて出社した頃は遠慮するよぉ~」






「あははは、2人の挨拶もなんか、今思うとぎこちなかったね」




「うんうん♪」








「あたしは・・・コータに会えてホント良かったよ・・・」






「え・・・?うん、俺もだよ。えみに会えて良かったよ」







過去の話で盛り上がり、お互いが出会えた事に感謝していた。
たった一言でも、そういってくれるだけで嬉しかった。




けど、2人のこれからの事を、語ろうとはしなかった。

今その話をしたら、また悩んでしまう。
もしかしたら焦ってるのかな?そう慌てずとも

自然と答えは出るのかな。

選択肢はたくさんあるけれど、どれが正しいのか分からない








ガムシャラに走るより、たまには立ち止まって
周りを見ることも必要なんだろうな・・・・





そんな事を考えている時、






えみが、着信がないか?メールが着てないかってチラっと携帯を
見ていた。

マナーモードになってたのかな?いや・・・それは怖いだろう。
それでもチラ見するのはなんでなんだろう。


状況的に、気になるのは当たり前なんだけど・・・
時計を見たわけではないだろし。




一瞬の出来事だけど・・・・
その光景はなんだか悲しい気持ちにもさせてくれて、






そろそろ帰らなきゃいけないっていう、現実にも戻される。

早く家に帰してあげなきゃって気持ちにもさせられる。
一瞬の出来事だけど、風船が割れちゃった感じなのかな??
















「ねぇ、俺・・・そろそろ帰るよ」






続きが気になる方は応援ポチお願いします><



FC2ブログランキング




スポンサーサイト

未分類 | コメント:3 | トラックバック:0 |
<<83話 「頼み事」 | ホーム | 81話 「ごめんね」>>

コメント

更新 【☆;:*:;☆オツカレサマ☆;:*:;☆ 】>c=(*・ω・)ゝ

最後の帰りたくないのに、自分から帰るって言うコータさんの気持ちと優しさ。。。
何だか凄く切ない(*´-ω)(ω-`*)ネェ~

2007-05-08 Tue 15:40 | URL | yuyu [ 編集 ]
読んでて涙でちゃいましたよ・・

コータさんの気遣いが本当悲しくなりますね・・;w;
2007-05-09 Wed 02:15 | URL | 皐月 [ 編集 ]
チラ見...。せっかくHAPPYな気分がなんか寂しくなってしまいますよね(涙。。 一緒にいるときだけは自分だけを見て欲しいって私は思っちゃうから・・・  これからも遊びに来ますね~ッkk
2007-05-10 Thu 11:22 | URL | あーりー [ 編集 ]

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

| ホーム |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。