運命の欠片

出会った時にはすでに遅かったのかもしれない。それでも運命の人と恋してしまうお話です この恋の結末はどうなっていくんだろうか・・・

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86話 「鍋の出来事」







少しの沈黙が続いた。





前も麻美さんはそんな事を言っていたような気がする・・・







安易に強がってるだけなのかな?あなたにとって
結婚がすべてだったと思うなら、それは敗北なの?



男を見る目がなかったの?











俺は心で呟くのが精一杯で・・・どこかに目線を逸らしている
麻美さんの横顔を見つめていた。







結婚はこの人だ!!って、決めてするんだと俺は思っている。
それで離婚するのなら、自分の決断が間違っていた事になる。

一度決めたことを曲げられないって人もいるだろう。
えみだって・・・・この人とずっと一緒になろうって

決めて結婚したんだと思う。








すなわち・・・・結婚してる人を好きになって
しまうってものすごく重い。












ピンポォォン!!!





静まり返った部屋に、チャイムの音が鳴り響き
俺はピクっと反応してしまった。








「あっ トモ君きたみたいだね」






2人で玄関まで行ってお出迎えをする。




「お疲れ様っ」






「お待たせ~~~おぉ!スゲー鍋じゃん!!
すげー楽しみだよ♪」











ようやく3人揃って鍋パーティが始まった。


麻美さんは手際よく小分けしてくれたりして
談笑しながら、酒も料理も進んで


みんなのお腹が満足した頃、






ある話から、「外国の人ってやっぱりキスが上手い」って話に
なった。






麻美さんは海外が好きで一人身になってからも子供を預けて
1人で行ったりしてるらしい。

現地での知り合いも居るって事で、かなりの海外通みたいだ。




「口と口じゃなくて唇のちょっと上あたりを軽くキスするの
これがまた素敵なの~~」


ウキウキ顔で話す麻美さんをみながら
苦笑いしながら俺は、


「しらんがな・・・」ポツリと呟いた。







外人の接吻なんて太刀打ちできるわけないよ!!まったく~。
呆れながら麻美さんを見ていると、


トモ君が口を開いた。



「そんなに上手いなら俺にやってみてよぉ~~(笑)
上手いキスを味わいたいなぁ~~♪」












やべぇ・・・トモ君ちょっと酔ってきてるなぁ・・・・
酒飲むと暴走するからなぁ・・・・




トモ君とは過去何度も居酒屋とかで飲んだりしたけど、よく絡んだり
酒癖は悪いんだよね。

シラフの時、控えめにしてねって言ってるけど
日ごろのストレスからか・・・・加減をしらずにガブガブ飲む癖がある。


酒が入ってない時は申し訳なさそうに誤るんだけどね。















「いいよ!!してあげる!」









「いぃっ!!」

俺はビックリして声を出してしまった(笑)






こんなの軽いキスだし、挨拶みたいなもんだよ
そう言ってトモ君の横に座り




2人は俺の前でキスをした・・・・。




仕事で見慣れてる2人の意外な光景を目の当たりにした。





そして、トモ君は調子に乗る(涙)

1回じゃわかんないなぁ~~♪






チュっ










ん~~~もっと~











チュっ













んん~~~













チュっ













「ってオイオイオイいい加減にしなさいよ!!」




いくら軽い挨拶のキスッて言っても目の前で何度もされちゃ
俺もシラけるって・・・・





「コータ君もしてみる?」









「え?いや・・・俺はいいよ・・・」





なんとなく軽いノリのキスが俺はイヤだった。
外国じゃ当たり前かもしれないけど、日本人の俺は

そんな事に慣れてるわけでもなく・・・



キスは好きな人としたいって憧れっぽい気持ちを
いまだ持っていて、前にえみに拒否られた事が頭をよぎった。








「キスは・・・・ダメ・・・」




あの時、頑なに拒否したえみ。

キスは旦那だけの物だったんだろう。



そしていつからか自然とキスしてくれるようになったえみ・・・



あいつとキスしてる時を思い出すと、落ち着くっていうか
穏やかな気持ちになるっていうか・・・


すごく嬉しい気分になる自分がいた。













麻美さんが悪いわけじゃないけど、生きてきた環境とか
考えによって変わるんだと思う。










なんだか麻美さんとトモ君が変な意味で盛り上がって来てる
感じがした。


そうなっちゃうと俺は邪魔者なわけで・・・

酔ってしまいたい一身でグラスについであるワインを
グイグイ流しこんでいた。





そんな時である。








ピロピロリ~~♪


携帯が鳴った



これはある人専用のメールの着信メロディで


鳴った瞬間あの人からだっ!て、わかったのである。















そう・・・えみからのメールだった。





一瞬みんなの注目が携帯に集まる。







「ねぇ誰からのメールぅ??」


興味津々で聞いてくる麻美さん。






普段はそんな事も聞かない人なのに
酔ってるせいか、大胆に聞いてくる。








「ん~~友達だよ!」





そう言って俺は見えないように携帯を開いてメールを開封する。






「コータぁ~今なにしてんのぉ!?あたしは今1人でそっちに
帰ってるよ。明日は仕事だし早めに帰ることにしたんだぁ~♪

旦那はもう一日休みで、友達と約束があるんだって~
1人寂しく帰ってるよぉ(涙)」










すぐに返信しようとしたが、酔った頭で考えた

今3人で飲んでるなんて
言えないし、麻美さんが部屋に居るってなったら

気分悪くするんだろうな・・・・





そう思って、簡単な内容で


「今、寮でマッタリしてテレビ見てるよぉ
気をつけて帰ってね~あんまりスピード出しちゃダメだぞぉ(笑)」





こんな内容で送信した。













送信してから、しまった!!と気がついた。
酒が入ってると思考能力が落ちてる、やばいなぁ~。





出来る事なら今の鍋パーティなど隠し通して
穏便に済ませたいって安易に考えてしまった。









1人寂しく帰ってるえみ・・・・

テレビ見てボーっとしているって返信してしまった俺・・・









そう・・・えみがとる行動は1つである。



状況から考えてあいつは絶対電話してくる・・・
旦那もいないって事で確実かもしれない。




一度電話したら5分、10分で切る事はないだろう。

俺も酔ってるし、口調などで酔ってるってバレそう。

俺が1人で晩酌とかしない事もわかってる。




噂とかもウンザリで麻美さんやトモ君にも会話のやりとりなど
聞かれたくないし、外で話すのも少し寒いし
俺が外に出たら、酔った2人が何しでかすかわからないぞ・・・・












あ~えみ頼むから電話は控えてくれないかな。(汗)
















俺の願いは・・・・


















あっけなく打ち砕かれる事になる。






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コメント

久々の更新(*ノノ)キャ♪

ふぇ…えみさん;;
どうなる次回><
2007-09-05 Wed 17:55 | URL | 皐月 [ 編集 ]
続き気になります・・・。・゚・(ノД`)・゚・。i-189
更新待ってますvv
2007-10-15 Mon 20:16 | URL | ☆まな☆ [ 編集 ]

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